ブックタイトルビジネス基礎【334】
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ビジネス基礎【334】
?所有と経営の分離ともいいます。?会社法に規定された会社のうち,合名会社・合資会社・合同会社の総称であり,これらの会社の出資者である社員の地位を持分とよぶことに由来します。?少数の出資者で構成さみずかれ,出資者が自ら経営にあたる企業です。出資者は社員とよばれ,無限責任を負います。?少数の出資者(社員)で構成され,無限責任社員と有限責任社員がいます。?出資者は有限責任で出資比率にかかわらず,利益や権限の配分を出資者どうしの相談により決めることができます。?出資者を組合員といいます。かんさやくしっこうてきせいおこな監査役は,業務執行および会計処理が適正に行われているかどうきかんかを監査する機関で,株主総会で選任されます。ひかくてききぼおおかぶぬしとりしまり比較的小規模な株式会社では,保有する株式の多い大株主が取締やく役になって経営にあたりますが,会社の規模が大きくなると,株主と経営者はわかれ,経営は専任の経営者にゆだねられるのが一般的しゅっしぶんり?です。これを出資と経営の分離といいます。もちぶん株式会社以外の会社には,持分会社で2その他の会社? ? ?ある合名会社・合資会社・合同会社がくらよういかんそかあります。株式会社に比べ,設立手続きが容易で,組織が簡素化でき,経営の自由度が高いなどの利点もありますが,規模が小さく,認知度も低いため,その数は非常に少なくなっています。協同組合は,経済的に弱い立場にある3協同組合中小商工業者・農林水産業者・消費者そうごふじょなどが,相互扶助の精神で協力してつくる企業形態です。農業協同組合や消費生活協同組合などがあります。?一定の額以上の出資をすれば,だれでも自由に組合員になれ,まだったいおた,自由に脱退できます。組合員は有限責任を負います。組合員の議決権は出資額の多少にかかわらず,一人1票です。利益が出れば,出資額に応じて,組合員に配当されます。組合の運営は,総会で選ばれた理事が行い,会計の監査は監事が行います。?5101520■企業の種類と特徴持分会社種類出資者出資者の責任の範囲個人企業経営者個人無限責任株式会社合名会社合資会社多数*1の出資者(株主)1名以上の少数の出資者(社員)2名以上の*2の少数の出資者(社員)有限責任無限責任無限責任と有限責任合同会社少数の出資者(社員)有限責任協同組合多数の出資者(組合員)有限責任出資と経営出資者と経営者が同一出資と経営の分離が可能出資者と経営者が同一出資者と経営者が同一出資者と経営者が同一組合員の相互扶助特徴小規模の小売業者向きの企業営む事業の規模を問わない最も一般的な企業じょう創業が古い酒造,醸など,ごく少数ぞう造れい零さい細企業株式会社や合同会社への組織変更が進み,ごく少数株式会社に比べ設立手続きや組織が簡易だが,認知度が低い中小商工業者,農林水産業者,消費者などの相互扶助*11名以上の出資で設立が可能だが,多数の出資者を集めやすい。*21名以上の無限責任社員と1名以上の有限責任社員により設立が可能。108……4章企業活動の基礎