ブックタイトルビジネス基礎【334】
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ビジネス基礎【334】
2取引数量の決め方?1ダース=12個。1グロス=12ダース。ダースを「打」と表記することもあります。取引数量の単位には,個・台・本・枚・ダース?など個数によってどりょうこう)?p.161表すものと,グラム・メートル・リットルなど計量単位(度量衡によって表すものがあります。個数の場合,商品そのものを何個や何ダースと決めたり,商品の荷づくり単位によっては何袋や何箱と5?「1個80円」「1箱2,500円」という場合,1個や1箱を建,80円や2,500円を建値といいます。決めたりします。計量単位の場合,何メートルや何トンなどと決めます。取引数量を決めるにあたって,一度に大量に仕入れると,単位あたりの仕入代金が安くなる場合が一般的です。しかし,大量に仕入れることで,保管にかかる費用が増加したり,保管が長期化して在れっかおそ庫の品質が劣化したりする恐れもあるので注意が必要です。3価格の決め方10?外国との取引において,船を輸送手段に使う場合の価格の決め方として,本船渡し価格(FOB価格)と運賃保険料込み価格(CIF価格)などがあります。本船渡し価格は,船積み港で商品を本船に積み込むまでにかかるトラック運賃などの費用を売り手が負担する価格です。一方,運賃保険料込み価格では,本船渡し価格に,海上運賃や海上保険料を加えた価格が,取引価格となります。FOBは「Free On Board」の略称で,CIFは「Cost, Insuranceand Freight」の略称です。かんしゅうたてもと商品の価格は,一定の慣習的な取引単位(建)に基づいて決めらたてね?れます。その建に対する価格を建値といいます。商品の価格を決める場合には,商品の輸送費用を売り手と買い手ふたんはそんとうなんのどちらが負担するか,輸送中の商品が破損や盗難にあった場合の損失を売り手と買い手のどちらが負担するか(危険負担)を決める必要があります。それによって商品の価格も変わります。いっぽう国内取引においては,いずれか一方がすべてを負担するのが一般わた的で,ほとんどの取引価格は,現場渡し価格か持ち込み渡し価格のいずれかで決められています?。1現場渡し価格売り手が商品を保管している場所で買い手に商品を引き渡す場合の価格です。1520■商品の取引数量の単位とその用例個数によるもの商品1個ごと商品複数ごと包装単位ごと台[自動車・テレビ]グロス[鉛筆・石けん]袋[砂糖・米]たる樽[みそ]重量容積長さ面積計量単位によるものトン[石炭・鉱石]立方メートル[木材]キロリットル[石油]メートル[織物・電線]平方メートル[皮革・織物]134……5章ビジネスと売買取引