ブックタイトルビジネス基礎【334】

概要

ビジネス基礎【334】

510商品の受け取り2（荷受け）買い手は，商品が到着すると注文書のひか控えと商品および納品書を照合し，商そんしょうがな品の品質・数量が注文通りであるかを確認します。同時に損傷いかも点検します。これらの作業を検収といいます。商品にまちがいがなければ，物品受領書を作成し，売り手に送付します。もし，はそんよご品質や数量のまちがいや，破損や汚れがある場合には，売り手に商品の取りかえや値引きを請求したり，保険会社に保険金の請求をしたりします。?2商品代金の受け払いに必要な書類おこなけいやくしたが売り手は，商品の発送を行ったあと，売買契約に従って，買い手に商品代金の支払いを求める請求書を送付します。買い手は，請求もと書の内容を確認し，支払い条件に基づいて支払いを行います。売り手は入金を確認し，買い手に領収証を送付します。領収証には，印?けしいん?紙税法により代金に応じた収入印紙をはり，消印をします。■売買取引の手順売り手売買契約の締結見積依頼書注文書売買契約の成立見積書注文請書?売買契約書商品1見積依頼書23注文書45買い手売買契約の成立見積書注文請書注文書控?商品受取書ともいいます。?領収書とよばれる場合が多くあります。?収入印紙は，領収証や手形，契約書など一定の文ぎむ書にはることが義務づけられています。収入印紙をはり，消印することにより，印紙税を納税したことになります。〈領収証にはる収入印紙の金額〉▼記載された▼印紙税額受取金額5万円未満非課税100万円以下200円200万円以下400円300万円以下600円500万円以下1千円1千万円以下2千円2千万円以下4千円3千万円以下6千円5千万円以下1万円1億円以下2万円2億円以下4万円3億円以下6万円5億円以下10万円10億円以下15万円10億円超20万円受領金額の記載がないもの200円営業に関しないもの非課税売買契約の履行物品受領書納品書67物品受領書請求書89代金領収証10納品書請求書領収証?買い手は，代金が支払われていることを証明するために，受け取った領収証を確実に保管しなければなりません。売り手が代金を請求できる期間は２年間です。(民法173条)確認問題売買取引の手順1─売り手と買い手が売買契約を結ぶために必要な条件をあげてみよう。1売買取引の手順……139