ブックタイトルビジネス基礎【334】
- ページ
- 43/208
このページは ビジネス基礎【334】 の電子ブックに掲載されている43ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ビジネス基礎【334】 の電子ブックに掲載されている43ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ビジネス基礎【334】
510資源のリサイクル,水の浄化などがあります。いっぽう一方,わたしたちの豊かな生活を支えるエネルギーの使用においても,環境に対する問題があります。たとえば,石油をはじめとした化石燃料は,大量に消費されると,自然環境に大きな影響を与える二酸化炭素などの温室効果ガスを大量に排出します。そのほかにも,わが国のエネルギー消費量は世界の国のなかでもきょうきゅう上位であるにもかかわらず,その供給のほとんどを海外からの輸入にたよっていることが問題視されています。そのため,安全で効率はいりょがよく,環境にも配慮した新しいエネルギーを開発するビジネスに期待がよせられています。また,わたしたちがふだんの生活のなかむだで無駄づかいをしないように心がけるとともに,企業においても省エネルギー化をめざして努力することが,社会的責任として求められています。*2*1Word*1低炭素社会地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出をおさえた社会です。Word*2再生可能エネルギー人間が利用する以上の速度で,自然界によって再生されるエネルギーをいいます。太陽光や風力などがあげられます。はいぶつ?生物資源や有機廃棄物はっこうを発酵・ガス化させたり,直接燃焼させたりしてエネルギーを取り出す技術です。き■エネルギー問題に対応するためのビジネス*巻頭ページ34を参照新しいエネルギーの開発太陽光発電,風力発電,地熱発電など,これまであまり活用されてこなかったエネルギーを,効率よく利用するためのビジネス。?動植物の生物資源(バイオマス)を電気や熱などのエネルギーにおこなかえる開発も行われています。メタンハイドレートの開発天然ガスの主成分であるメタンが水分子に閉じ込められた物質であるメタンハイドレートを,日本近海の海底からさいくつ採掘し,国産のエネルギーとしようと研究・開発が進められています。省エネルギー化電気や燃料などのエネルギーを節約するためのビジネス。LEDや空調インバータ制御などの開発が進められています。エコカー関連のビジネスガソリンの消費量を減らすハイブリッド自動車の開発や,リチウムイオン電池などの次ふく世代電池の開発を含む電気自動車を開発するビジネス。また,燃料電池車の開発も進められています。2社会の変化とビジネスの発展……41