ブックタイトルビジネス基礎【334】
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ビジネス基礎【334】
2流通の役割あいだわた流通は,生産と消費の間を橋渡しする経済活動です。では,生産へだと消費の間にはどのような隔たりがあり,どのような活動によってこの隔たりを橋渡ししているのでしょうか。1生産と消費の隔たり5生産と消費の隔たりには,人的なもの,場所的なもの,時間的な?社会的隔たりという場合もあります。ものの三つがあります。1人的隔たり?人的隔たりは,生産者と消費者が別々しょうの人であることから生じる隔たりです。自給自足の時代には,この隔たりは生じませんでしたが,こんにち10のように社会的分業が進み,生産方法が複雑になると,この隔たりはますます拡大してくるので,その橋渡しがとても重要です。2場所的隔たりちが場所的隔たりは,生産地と消費地が違うことから生じる隔たりです。海外でとれた魚介類が日本でも消費されるように,生産地が限られる農水15産物に多くみられます。また,生産の能率をあげるために,1か所に集められた工場で大量に生産する工業製品にも多くみられます。せんぷうき?扇風機やエアコン,暖房器具などが,その例です。3時間的隔たりは,生産の時期と消費の時間的隔たり時期が異なることから生じる隔たりでしゅうかくこくもつす。秋に収穫され,一年中消費される穀物などでは,この隔たりが?じゅよう大きくなります。工業製品でも消費量の多い季節品では,需要期よりもはやくから生産がはじめられるため,この隔たりが生まれます。20■流通の活動商的生産者流通人的隔たり[売買]消費者外国場所的隔たり[輸送]日本物的流通夏時間的隔たり[保管]冬48……2章経済と流通の基礎