ブックタイトルビジネス基礎【334】

概要

ビジネス基礎【334】

2産業用品の流通経路こうにゅう産業用品を購入するのはほとんどが事はばひろ業者であるため，幅広い種類の商品を?産業用品などを購入する生産者などを需要者といい，業務用消費者または中間消費者ともいいます。また，需要者が生産したものを購入する消費者を，最終消費者といいます。くら取り扱う生活用品と比べて，分散機能をあまり必要としないのが一般的です。産業用品のおもな経路は次の二つです。じゅよう?a生産者→需要者大企業どうしの取引にみられる経路です。だいきぼ大型機械や工場設備のように，大規模な取引に多くみられます。b生産者→卸売業者→需要者産業用品の一般的な経路で，卸売業者は２～３段階にわかれる場合もあります。原材料や部品など，おこな業務上行われる通常の取引に多くみられます。5生活用品と産業用品の種類10かんしゅうもよりひんかいまわり生活用品は購買慣習によって，最寄品・買回ひんよう品・専門品に分類できます。また，産業用品は用としょうもうひん途によって，原材料・部品・設備・消耗品に分類■商品の分類分類できます。一般的に，生活用品は企業と消費者が売買をするためB to C取引，産業用品は企業どBusiness to Consumerうしが売買をするためB to B取引とよばれます。特徴などBusiness to Business生活用品産業用品最寄品買回品専門品原材料部品設備消耗品ひんど低価格で，購買頻度が多く，最寄の小売店で購入する商品。例）日用雑貨，食料品などひかく比較的高価格で，購買頻度が少なく，いくつかの小売店を回って比較して購入する商品。例）衣料品，家具，家電製品などおたず高価格で，購買頻度がきわめて少なく，時間や労力を惜しまず特定の専門店を訪ねて購入する商品。例）高級時計，乗用車，貴金属，楽器など製品のおもな素材。例）バターに対しての牛乳（原料），木製家具に対しての木材（材料）完成された製品の一部を構成する品。例）歯車，モーター，半導体など大型機械，工場設備クーラーなど。製品を構成しないが，製造するために必要なもの。例）燃料，作業服などのどがかわいたときに購入すせいりょうる清涼飲料水（最寄品）旅行用に購入するバッグ（買回品）プレゼント用に購入する高級腕時計（専門品）52……2章経済と流通の基礎