ブックタイトルビジネス基礎【334】

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ビジネス基礎【334】

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ビジネス基礎【334】

1ものの生産者1ものの生産者の役割とはなんだろう?2ものの生産者にはどんな種類があるのだろう?3ものの生産者は今後どう変わっていくのだろう?1ものの生産者の役割ものの生産者の役割は,消費者や企業のニーズを満たす製品を製ニーズを満たすものをつくることが大事なんだね。造し,商品として市場に提供することです。生産者は,消費者ニーズの多様化に対応するために,市場調査を通じて集めた情報や,流通業者から提供を受けた情報を生産に反映はあくさせています。生産者は,消費者ニーズを把握して商品を生産するえんかつことで,卸売業者や小売業者との取引が円滑になるため,販売を意識した生産をすることが重要になっています。5販売を意識した六次産業化六次産業化とは,農業や水産業などの第一次産業(生産)が,第二次産業(加工)と第三次産業(販売)までを手がける取り組みです。生産者にとっては,農水産物をそのまま流通業者や消費者に売るよりも,加工や販売まで手がけたほうが収益は上がります。農業法人W社では,ごぼうを半分に切って包装することで,3倍の価格で取引されたことがありさいました。これは,消費者がごぼうを買って帰る際,はこ1本まるごとでは袋からはみ出すので持ち運びにくいという不満を解消するものでした。生産するだけではなく,販売まで意識した加工です。乳業メーカーN社は,牛乳で六次産業化の試みをしました。近年,牛乳の消費量は右肩下がりの状況にあるため,ただ牛乳を生産して販売するだけでは売上は下がっていきます。そこで,N社は,なま牛乳を原料の一つにした生キャラメルを開発し,てんぽ牧場や都心に店舗をかまえて販売するといった取り組みをしました。生キャラメルは全国的な人気を得て,N社製だけでなく多くの乳業メーカーがしたざさ開発・販売するようになり,牛乳の消費の下支えをしています。W社野菜カットセンターW社カット野菜セット10152060……3章ビジネスの担い手