ブックタイトルビジネス基礎【334】

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ビジネス基礎【334】

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ビジネス基礎【334】

4卸売業1卸売業の役割とはなんだろう?2卸売業ってどんな種類があるのだろう?3卸売業は今後どう変わっていくのだろう??卸売業者は,一般的にとんや問屋ともよばれます。1卸売業の役割?卸whole salerわた売業者は,流通経路で生産者と小売業者の橋渡しをします。生産者には,生産したものをできるだけ多く,安定的に取引をしたいというニーズがあります。また小売業者には,さまざまなニーズをこぐちもった消費者に合わせた小口の取引をしたいというニーズがありま5す。こうした生産者と小売業者の別々のニーズを満たして,商品を流通させるのが卸売業の役割です。その過程で生産地や消費者の動向といった情報も流通させています。また,生産者と小売業者の中間に卸売業者が入ることで,取引のげんり総数を少なくしています。これを取引総数最小化の原理とよび,取10?卸売業者がいない場合,小売店は必要以上の在庫をかか抱えることで,売れ行きのふかくじつせい不確実性に対応しなければなりません。しかし,卸売業者がいる場合は,必要最低限の在庫を持ち,売れ行きがよければその都度仕入れればよくなります。このように卸売業は,売れるかどうかの不確実性に対するリスクを負担してくれます。これを,不確実性プール原理とよび,卸売業者の重要な役割となっています。つど引にかかる全体のコストを下げる役割も果たしています。あいださらに,卸売業者は,品ぞろえの過程で,商品が売れるまでの間,中間在庫として一定期間商品を保管し,売れ残りによるリスクの一ふたん?おこな?部を負担したり,商品の輸送という物流活動も行ったりしています。?このほかに,小売業者や生産者に対して,事業資ゆうしちゅう金の融資および融資の仲介かい,経営指導,従業員の教育なしえんどの支援を行っています。80……3章ビジネスの担い手