ブックタイトルビジネス基礎【334】

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ビジネス基礎【334】

5104物流業の動向物流では,情報ネットワーク化とシステム化が進められています。物流の情報ネットワーク化とは,物流業者と取引企業をネットワにゅうしゅっこークで結び,商品の入出庫,流通加工の指示,商品在庫の管理,貨ついせきしゅんじ物追跡データの交換といった情報を瞬時にやり取りすることで物流を効率化することをいいます。おこな物流のシステム化には,複数の異なった輸送機関が協同して行ういっかん複合一貫輸送があります。これには,国内輸送では,コンテナ貨物のトラックと鉄道を結んだフレートライナーがあります。国際輸送freight linerせんぱく?においても,船舶と航空機を結びつけたシーアンドエアーなどがあります。?sea and air*1Word*1モーダルシフトトラック輸送は,小配送いっぽうに向いている一方で,輸送効率が悪いため,長距離輸送による燃料費,二酸化炭素排出などの問題もあります。また,ドライバーの長時間や深夜勤務などの労働問題もあります。こうした環境保護や労働問題の改善のため,トラック輸送から船舶・鉄道などへ輸送手段を変更しようという取り組みのことをモーダルシフト(modal shift)といいます。こぐち口?出発駅と到着駅を,コンテナ輸送専用の高速貨物列車で直行運転し,駅からとど目的地まではトラックで届けるシステムです。?日本の場合,アメリカ・カナダ・シベリア・香港・シンガポール・バンコクまで船舶で運び,そこからヨーロッパに航空機で輸送するコースなどがあります。確認問題1物流業─次の文章を完成させましょう。?物流は,商品を移送する(1)の機能で場所的隔たりを,商品を必要な期間保存する(2)の機能で時間的隔たりを橋渡ししています。物流はこれだけではなく,(3),(4),(5),(6)といった活動も必要とされます。?物流のさまざまな機能をまとめて管理する考え方を(7)といいます。調べ学習●─近くの倉庫に行って,どのように荷物が運ばれているのか調べてみよう。5物流業……89